展示会・セミナー

再生医療が熱い!再生医療 JAPAN 2017参加レポート

BioJapan 再生医療の展示会に行って参りました。

お目当てはセルシード社とサイフューズ社でした。
まずはセルシード社。

セルシード社のブースで温度を変化させるだけで細胞シートを回収できる、あの温度応答性細胞培養器材を手に取ってみることができました。

これらは一見すると普通のディッシュと変わりありませんが、器材表面に温度応答性ポリマーが固定化されているため、トリプシン不要で温度を変化するだけでシート状で回収できます。細胞はバラバラになりません。

通路を挟んでお隣はサイフュ―ズ社。再生医療展直前に、「実験医学」で慌てて勉強したおかげで、何とかお話についていけました。
これが細胞のみで立体構造体作製を実現した”剣山”メソッド。細胞塊であるスフェロイドを”剣山”の針に積層していきます。剣山が足場となり、隣同士の細胞が融合し、一体となった組織になります。剣山を抜いた後、一定期間培養すると、立体構造体となります。

SF映画などでバラバラになった敵の細胞が再び集まり、元通りになってしまう、と言うとわかりやすいでしょうか。

これが”剣山”の写真。真ん中に針があります。

2015年の「実験医学」に”剣山”メソッドを用いたスフェロイドによる立体組織形成の記事が掲載されていましたが、よく見ると、記事の著者は「中山功一先生」、つまりサイフューズ社の基盤技術発明者でした。

この”剣山”メソッドを使って、現在、様々な大学で血管再生、骨・軟骨の同時再生、末梢神経の再生誘導、創薬スクリーニングツールとしての肝臓構造体の研究が進められているようです。

ちなみにサイフュ―ズ社は研究者でなくても(翻訳者でも)訪問による見学が可能だそうです!もう少し理解を深めてから申し込んでみようかな。

さて、これを実際に使う装置「レジェノバ」のリニューアル版が東京都のブースに置いてありました。

これは本展示会で初公開だそうです。これまでのレジェノバでは装置が大きく、値が張るため、研究機関が導入したくても導入しづらい、という声があったそう。それに応えて開発されたのがこの装置。名前もまだFIXしていないようです。

これは3D Printing Corporationの3Dプリンター。外人社長さんに日本語で話しかけたら、英語で会話することになりました(汗)丁寧に説明してくれましたが、残念ながらわからず。。。

今回特に興味深かったのがリプロセル社の発表でした。

ウイルスベクターを使用しない同社のRNA法によるリプログラミングでは、iPS細胞樹立までにかかる日数が従来のセンダイウイルスなどに比べ劇的に短縮されていました(97→14日)。また、尿からiPS細胞を作れることを初めて知りました。50ccの尿から6wellあたり150個のiPS細胞を作製できるとのことで、iPS細胞が身近に感じられるのは私だけではないのではないでしょうか。

参加日の午前中に興味深いセミナーがあったのですが、子どもを病院へ連れていくため午後からの参加となりました。

展示会に参加するメリットは、当日に向けて勉強が進みやすいこと、当業者と立ち話できるか、できないかで、自分の知識レベルを痛感できることです。質問力も会話を展開できるかどうかも、こちらの知識に深さと広がりがなければ難しいもの。今回は悔しい思いをしました。

性格的にブースで話しかけるのは苦手ですが、これも慣れればそんなに緊張しないことがわかりました。もっと知識があれば自信を持って話しかけられると思います。今回はせっかく来たんだから!!と勇気を出して話しかけました。慣れればできる、というのがわかったのも収穫でした。

来年2月の大阪の展示会に参加するかは検討中です。来年、東京での開催時には、契約書を持参して、「契約してください」と言わせるまでレベルアップしようと思いました。

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コメント

    • Yuki Kurokawa
    • 2017年 10月 13日

    Great job!

      • Ayumi
      • 2017年 10月 13日

      先輩、応援ありがとう!·後輩がんばります!

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