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当接するローラ間に働く摩擦力、慣性力の向きは・・・

明細書では摩擦力、慣性力など、当業者にとって当たり前のことは、慣性力、摩擦力の働く向きまでは触れられていませんね。摩擦力の単元を勉強したおかげで、摩擦力、慣性力の向きについてはだいぶ理解できたと思うのですが、それぞれが回転するローラ間の場合に苦戦しました。摩擦力の基礎固め、ということでわかりやすそ~な明細書を選んだつもりが、ややや…再び苦戦。一部は保留としました。

摩擦力が登場する分野は幅広いですね。内視鏡関連も気になりましたが、中国語の特許翻訳の仕事に直結しそうなロール紙プリンタの明細書を読んでみました。

この明細書では、「押さえローラ」と「ロール紙」は当接し、それぞれ回転しています。用紙搬送終了後、回転が止まった時に、押さえローラが慣性力によって回転を継続します(これは予想できました!)。この時、押さえローラに当接するブラシがあるため、ブラシと押さえロール間に摩擦力が発生し、押さえロールの慣性力による回転が抑制されます。

この原理はわかるのですが、それでは押さえロール、ロール紙が回転を停止した時の、押さえロールの慣性力、摩擦力の向きについて正しく理解できているだろうか?と少し考え込んでしまいました。

一般論として、2つの当接するロールがそれぞれ矢印の方向に回転していて(下の写真上)、回転が停止したとき(下の写真下)に働く慣性力、摩擦力の向きについて、現時点での理解は次の図に落ち着きました。

今回の明細書を読んで興味深かったのが、慣性力、摩擦力は、解決すべき課題として登場するだけではなく、望ましい効果を得たいときにも利用されていることでした。摩擦力、慣性力の向きは考える訓練、図解化する訓練をしないと勘違いしてしまいそうですね。もっと明細書を精読したいところですが、先に進みます。

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