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医療に応用される浮力 ガイドワイヤー

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物理は浮力、圧力の単元まで終わりました(ビデオ36)。

ガイドワイヤーの明細書(特願2006-286825)にも浮力、圧力、重力が登場していました。
ガイドワイヤーとは、心臓カテーテル検査など、心臓の目的の部位までカテーテルを挿入するときに、ガイド役として線路の役割をするものを指します。


朝日インテックHP

心臓カテーテル検査の場合、心臓から離れた血管からカテーテルを挿入し、細い冠動脈まで進めることがあるため、目的部位に到着するまで、まっすぐ進みたいところでは垂れ下らず、屈曲部では血管を損傷させないものが望まれます。今回読んだ朝日インテックの明細書では、ガイドワイヤーの中に、「浮力室」が設けられていて、ガイドワイヤーが血管の中を進むとき、浮力室が血液により浮力を受けることで、ガイドワイヤに働く重力の影響に打ち勝ち、垂れ下りを防止できる、というものでした。そのため、血管内を挿入させるときにガイドワイヤ先端部の姿勢を安定させ、維持することができるようです。

稚拙な絵ですが、こんな感じでしょうか?

ガイドワイヤ先端部の安定姿勢を維持できるということは、血管壁との接触も防ぐことができることになりますね。

血流の圧力抵抗も利用して、血管の深部まで挿入できる点については今後の課題にとっておきました。体内で使用する医療機器の場合、血流の流れの方向も考えなければならないのですよね。例えば、狭窄、閉塞した冠動脈の正確な部位を造影検査で確認する場合、足の付け根の大腿動脈、手首の橈骨動脈などからカテーテルを挿入し目的部位まで到達させますが、血管が分岐する部分では血流の流れも変わるため、これも考慮して製品が開発されているのが興味深かったです(当たり前といえば当たり前なのですが、これまで視野が狭かったので・・・)。

医療機器は私が考えていた以上に物理が密集する領域のようです。

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