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産業翻訳から考えられるビジネスの可能性

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早いものでもう9月になろうとしています。

6月よりスタートした大型案件も後半にさしかかりました。現在は医療機器の申請書・STEDの2本目の翻訳に取り組んでいます。

この他、進行中の案件には医療翻訳(診断書)、医薬日中翻訳のチェックがあります。8月は仕事の分野が医療に集中しました。

2週間以内に8万字を納品すれば、ようやく肩の荷がおりそうです。ボリュームは大きいですが、重複する部分もあるため、実際の文字数はもっと少ないと思われます。

この案件で気づいたことがありました。

医療機器の申請書(製造販売承認申請書)・STED(別名:添付資料、サマリー・テクニカル・ドキュメントの略)とは、医療機器メーカーが自社の医療機器について製造・販売の承認を得るために、PMDAに提出する資料のことで、かなりボリュームのあるドキュメントです(特にSTED)。今取り組んでいる8万字は、申請書・STEDを合わせた分量になります。

さすがに2本目になると、申請書、STEDの構成が頭に入ってきて、どのような内容が記載されるかわかるようになります。すると、その各箇所の”書き方”もわずかながら予想できることもあります。なぜかといいますと、翻訳する場合、どの部分とどの部分が重複しているか、表現を合わせるために注意を払いますが、これによって、各項目がどの資料を元に作成されているのか、自然にわかるようになります。ということは、必要な根拠資料を提供してもらえれば、申請書、STEDのメディカルライティングもできるかもしれない、と思ったのです。このような手引きもありますが、実物を翻訳できたことで、構成内容、記載の順序などがわかってきました。また、特許翻訳で勉強したことを活用すれば、原理を理解することで、製品開発の経緯のライティングだってできる気がします。実際、このような申請資料を代行でライティングするビジネスは存在しますよね。個人的には医薬品よりも医療機器の方が面白いなと思っています。

さらに今回は大変貴重な経験として、申請書、STEDの根拠となる各ドキュメントを翻訳する機会もいただきました。そのおかげで、ME機器に関する規格にも一通り目を通すことになりました。この部分も、お客様へのヒアリングは発生すると思いますが、必要な資料をいただければ、ある程度のたたき台を作ることだってできる気がします。

私が今一番やりたいのは特許翻訳で、今後も変わらないと思いますが、もしもの時の備えとして、上記で書いたことは一つのビジネスの可能性かな、と思いました。また、こんな風に発想を変えると、目の前の案件からもっと学べることがあることに気付くことができ、楽しさが倍増します。

このように考えると、翻訳という仕事は色々な可能性を秘めていますよね。

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