1. TOP
  2. 勉強
  3. 「波」に含まれる航空力学

「波」に含まれる航空力学

勉強
 

今回は短いですが、波力発電について面白いなと思った特許について(特開2015-203397 by 東京大学)。

波力発電装置の1つである振動水柱形波力発電装置の特許を読んでみました。

発明のポイントは、ウェルズタービンの特性改善でした。この分野の研究は盛んなようですね。

キーワードとして登場したのが「空気流の剥離」です。これは航空力学の「失速」とも関係するようです。

「振動水柱形」は、波の上下運動により発生する空気流によりタービンを回転させて発電する仕組みですが、空気流の流量が増加すると、タービンブレードが失速してしまい、タービン効率が低下するという問題があるようです。(空気流の流量が増加すると、タービンブレードが失速する理由については保留にしました)。

そこで、空気流が剥離しないように、つまり、空気流がタービンブレード付近を通り、タービンを効率よく回転させられるよう、従来のブレードの近くに円弧翼を設け、空気流の通り道を狭めたところ、空気流の剥離を防止できたようです。「空気流が剥離する」は空気流が分散されて、広がってしまうイメージを持ちました。

↓これが従来の課題。ピンクは空気流の剥離を示しています。これは前縁失速というようです。

本発明の内容がこちら。小さな円弧翼(9)を設けることで、空気流(ピンク部分)が剥離していませんね。図3は別の実施例です。

面白いなと思ったのが、波力発電の特許ですが、航空力学が登場していること。これは振動水柱形の場合、タービンに直接波が当たらないので当然といえばそうなのですが、航空力学の概念がこういうところにいきてくるのか、と面白く感じました。よく考えれば・・・空気も「波」ですよね。

物理のビデオ、明日から60を視聴します。

\ SNSでシェアしよう! /

Ayumi Office  翻訳者がブログ飯に挑戦の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Ayumi Office  翻訳者がブログ飯に挑戦の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

コメントを残す


この人が書いた記事

  • 【収益10万円までの道のり】ブログ記事を237本書いた成果をご報告

  • 6ヶ月目のブログ運営レポート【無感情を手に入れる】

  • 5ヶ月目のブログ運営レポート【売上3万円の壁を超える】

  • 4ヶ月目のブログ運営レポート【最大の敵を倒す】

関連記事

  • 気体が膨張すると温度が下がるのはなぜ?ー断熱膨張と断熱圧縮ー

  • 見えないところをイメージする練習

  • 慣性力、慣性系・非慣性系に苦戦

  • モータ、発電機の仕組みから高電圧で送電する理由について

  • 「量子メス」

  • ボイル・シャルルの法則 グラフをマージする力・書き換える力